「紅葉!これから俺が絶対ついてくるなっていったら、本当についてくるなよ。約束破ったら、もう二度とつれてかねーかんな。」


そう言われても、たぶん私はいてもたってもいられず、何度となく昇との約束を破ることになるのだけれど・・・。


「さ、もう支度しないと学校まにあわねーぞ。」


「ま、まってよ、今起きるから!」


私は、昇の声にせかされて、あわてて支度をしはじめた。