昇は、表情はいたずらっぽい笑顔をうかべながら、声のトーンは少しイラついているように私に尋ねた。

「う・・・・だって、一度中に入ったきり3時間近く出てこなかったじゃない。わたし、心配になってそれで・・・・。」

「大丈夫だったか?!何もされなかったか?!」

わたしが昨日昇を追いかけていったことを知ると、昇は突然取り乱しはじめた。
「だ、大丈夫だったよ!すぐ戻ってきたし。」