「りょうは…
りょうは、陽菜のこと
"一目惚れして、好きや"
言うてんねん!!
そんなことしたり
そんなこと言うたりしんといてよ!!」



「なんやそれ…
キモイわ!知らん!
勝手に好きになられても困んねん!!
本間気持ち悪い。
ひくわ!ひきすぎるわ!!」






あたしは、そう言って部屋を出た。






うざいねん…



どいつもこいつも。






「あたしのこと、構うなや!!」






そう言って、あたしは近くに有った
カンを蹴り飛ばした。