学園(吟)

どこからどう見ても裸だ。

生まれたままの姿だ。

服を脱がせたんだから当然だ。

頭に血が上って鼻血が出るとかはなく、逆に下半身に血が集中しているわけだが。

下腹部には身を守るための毛が生えている。

夏には水着に合わせて剃ったりするんだろうなと思いながら、下腹部に手をやる。

「うむ」

潤滑油の役割をしているのだろう。

ここもまた、人間の神秘なり。

分泌液が出なければ、摩擦によってお互いに痛い思いをする事となるわけだ。

興奮すれば分泌液が出るというわけだが、交わり易くするために便宜を図るわけである。

そして、膣壁には襞があり、ざらつきがあるわけだ。

ここで再び解説をしよう。

解説が増えたからって、不満を言っちゃいけない。

女性の膣には名器という言い方をされる場合がある。

『かずのこ天井』、『ミミズ千匹』、『蛸壺』など。

全ては膣の具合によって、命名されている。

興味があるのなら、検索をかけてくれ。

確認のしようがないわけだがな。

俺も初めてなわけだし、吟ネエが名器の持ち主かどうかなんて見当も付かない。

しかし、そんな事はどうでもいい事なのだ。

吟ネエと交わる事が出来るのならば、それだけで幸せなんだ。

「吟ネエ」

「ふふ、さあ、遠慮なくやれ」

一つになる前に渚さんにもらったゴムを装着しようとしたが、吟ネエに没収される。