学園(吟)

お酒のお供にケーキを食しながらも、二人の時間を過ごす。

「やっぱ、隣に吟ネエがいると安心するな」

二人並んでソファーに座っている。

「アチシは葉桜家のマスコットキャラアル」

自分で言うべき台詞ではないと思うのだけどな。

「どこで買ってきたの、それ?」

「知り合いに巫女服を所持してる奴がいるアル。それを強奪してきたアル」

その知り合いの事に関してはあまり触れないで置こう。

「ちゃんと返しておくように」

「えー」

「さすがに強奪は不味いってえの」

俺も酒をちょびちょびと口に流していく。

「でもまあ、今夜くらいは、いいさ」

普段の見慣れない姿に、胸を躍らせる。

酒も入っているせいか、妖艶さも増しているようだ。

今夜は吟ネエとの時間をたっぷり過ごす事にする。

徹夜する事になるが、構わない。

それを自分が望んでいるのだからな。

さすがに会社に遅れると不味いので、目覚ましをしつこくセットもした。

「これで安心と」

巫女服姿の吟ネエを色々な行為を試す。

先日見た、AV以上のコアな事を望んでいるようなので、多少なりともアブノーマルな行為に走ったところで問題ないだろう。

何をやったかは具体的な事は伏せておく。

そうしながらも、今夜も更けていく。

結構な疲労を負いながらも、気付けば朝となっていた。