学園(吟)

「渚さん?」

「このまま、で、いいですよ」

膣内の何ともいえない良さに、自分からも離れられないでいる。

腰の動きも意識しながら早くする。

竿の膨張力が高まり、膣内の圧力も一層強くなる。

限界まで到達すると、中で果てた。

しばらくは、渚さんの中に入ったままで、渚さんの裸体の上に覆いかぶさっていた。

「あ、重かったよな」

「構いませんよ」

両腕で俺を抱きしめる。

とても柔らかく、傍にいる事が癖になりそうだ。

「まさか、こんな事になるなんて」

「ごめんなさい。色々とつき合わせてしまって」

「責めてるわけじゃない。俺が選択したことだから、俺自身の責任だよ」

「優しいんですね」

「ううん、優しくなんて、ないよ」

知られなければいいというよりは知られてはならない。

耕一さんに知られれば、全てが終わるのだからな。

「でも、これで、吟ネエに認められるんだろうか」

「さあ、それはどうでしょうか」

「え、ええ?」

「ふふ、冗談ですよ。きっと、大丈夫です」

渚さんは俺に軽く口付けをする。

俺は渚さんの上からどくと、渚さんは何事もなかったかのように背を起こす。

「私が言うのも何ですけど、吟さんを大事にしてあげて下さいね」

下着と服を着込むと、いつもの渚さんに戻った。