学園(吟)

渚さんは年齢不詳だ。

三十路?四十路?

俺には分からなかった。

しかし、分かる事があるとすれば、年齢に関係なく渚さんは男を惹きつける魅力がある。

渚さんは俺に優しくキスをする。

まさか、不倫を経験するとは思っていなかった。

気持ちが入っていないとしても、夫がいる相手との行為を及ぶ事は不倫である。

そして、吟ネエ公認であっても、浮気だ。

「ふふ、また考え事ですか?」

「え、あ、いや」

「本当に吟さんが好きなんですね」

笑顔は変わらない。

「覚悟は、決めてるから」

「はい、じゃあ、始めましょうか」

そこから、渚さんから講義と実践の指導を受ける事となった。

そう、一からだ。

女性の体の事。

女性が喜ぶ共通点。

一人一人によって、性感帯が違う事。

当然、膣の中でどう動かすかなどの事もだ。

吟ネエの性感帯などの知識もご教授いただいた。

渚さんは教えるのが上手い。

しっかりと理解は出来るし、自分の物に持っていきやすかった。

やはり、吟ネエの母親だけあって、実力は無限大だ。

普段の様子からは考えられない。

能ある鷹は爪を隠すといったところだろう。

そして、試験を行う事となった。