スター!!

「どこにいくか。行き先決まってんの?」
「んー…?決めてない…」

アパートをでて何分かブラブラしていた。


「ちょっ!!決めてない?」


「何でなんかいけない?」「計画性のない人って好かれないよ……」
ポンッと肩をたたく。


「いいよ…別に……興味ないし………」
おっ!?
この手の話題嫌いなのかな??


おとなしくなった。



「じゃあさ、この近くに公園とかないの?」
「あるよ…」
「そこいこ!!どこ?」



歩いて、5分はかからなかったと思う。



◯Δ公園。
公園ではちっちゃい子供たちが遊んでいた。
「可愛いよね……子供って…」



「……………」
アレ?無視?


フッとようすけの方を見るとがん見されていた。


「な、何?」
ちょっとビビった。
「子供好きなん?」


「うん!!大好きだよ」
フッと自然に笑顔になる。するとようすけは耳まで真っ赤になった。




「そか……俺は大ッキライだ。」
「別にアンタの意見聞いてないし……しかも大ッキライとかムカつく!!」


むむーっとしばらく2人でにらめっこをしていた。



本当に何なの?
この展開。




コロコロー…
野球ボールが転がってきた。
「お姉ちゃん!投げて!!」
「よぉーし!」
と、いって肩を回す。

投げる気まんまんだ。




「いっくよー!!」






「おぉー!!お姉ちゃんすごいね。」
「だろう?少年。」
「一緒にやる?キャッチボール」


「いいの?」
「うん!僕お姉ちゃんとしてみたい!!」
「やったぁー♪」



隣ではあきれ顔のようすけがいた。


ハッ!!しまった!!
コイツの前で素をだしてしまった。


「アンタもやる?」
一応聞いてやった。
「だからガキ大ッキライっつってんじゃん?」


「フン!!」


あっきれた。


いいよーっだ、楽しくキャッチボールするし。