Butler★Teacher ~先生が執事サマ!?~


「せ…愁志!!赤宮クン!!あのね…?」


『「ナニ??」』


うわぁ…見事にハモってるよ……

いや、そうじゃなくって。


「私は…先生のコトが、愁志のコトが好きなの。だから、赤宮クン……ごめんなさい!!」




よし…!

ちゃんと言えた―――――ハズ。


「じ、じゃぁ、そういうことだから…」






一刻も早く、この場から立ち去りたい。

そう思って、立ち去りかけたその時。


『待て、楓。コッチに来い』




≪グイッ≫





先生に引っ張られたかと思うと、いきなり抱きしめられた!?

は…恥ずかしすぎる!!


私が先生の腕の中から逃げようと、必死にもがいていると…

上から先生の声が降ってきた。


『―――――ありがとう。』


すっごく小さな声だったけど、私にはハッキリと聞こえた。