あれから、3分は経ったと思う…

未だに愁志は固まったまま……

失敗しちゃったかなぁ。

そんな考えが頭に浮かんできたとき、急に温かいモノに包まれた!!


…今起こっている出来事に、私は頭をフル回転させた。

愁志が…私に抱きついてきてる!?!?

私は必死にこの状況を理解しようと頑張った。





「え??愁志!?なにしてんの?!?!」


愁志から返ってきたのは、思いがけない言葉だった。

















『ありがとぅ!!メチャクチャ嬉しい!!!!』

「え!?」

『コレだよ!!ワックス!!ホント、サンキュな!!』






愁志は私に抱きつきながら今までで一番の笑顔をくれた。

……ヤバイ…ドキドキしすぎて死にそう………