「それは国も悪いと思ってるよ。そのかわりこれからお前は、国からいろいろサービスしてもらえるよ。」
「サービスってなんだよ。」
「詳しくは後で国に聞きな。オレが知ってるのはお前は4ヶ月間、隠れていたから国から8千万円支払われる。」
「8千万…」
春川隆行は額の多さに驚き、固まっていた。
「やったね。おじさん!」
南田朋美はそう言って春川隆行に抱きついて来た。
「これで一緒にレストラン出来るね!」
「ああ。出来る!」
春川隆行はそう言って南田朋美を強く抱きしめた。
そうしていると尾佐田が口を開いた。
「オレも早く帰りたいんだ。もう質問ないのか。」
春川隆行は南田朋美を離し、尾佐田に言った。
「あっ、悪い。最後に聞きたい事があるんだ。お前は一体何者なんだ?」
尾佐田は笑いながら答えた。
「オレは只のかくれんぼの鬼だよ。」
春川隆行はその答えに怒る事もせず、笑えた。
そして尾佐田は帰ろうとした。
だが尾佐田は途中で立ち止まり、南田朋美に言った。
「お前もだ。南田朋美。」
どういう事だ?
南田朋美も分かっていない様子だ。
