一生かくれんぼ






11月22日 9時06分


春川隆行と南田朋美は隣町まで行った。


ジリリリ…ジリリリ…


案の定、公衆電話が鳴りだした。


ガチャッ…


春川隆行は電話に出て、尾佐田がしゃべるのを待っていた。


「T町から出るなと言ったろ!」


尾佐田がしゃべりだした。

するとその時、聞き覚えのある音が電話の向こうから、聞こえてきた。


ワンワンワン…ニャーニャーニャー…


機械的な動物の鳴き声…


オレが愛用している動物の鳴き声目覚まし時計の音だ…


尾佐田はオレのアパートに居たんだ!


ガチャッ…


春川隆行はすぐに電話を切って南田朋美と尾佐田が居るアパートに向かった。


春川隆行と南田朋美はアパートの近くまでたどり着いた。


ここで、黙っていた南田朋美がしゃべりだした。


「ワタシが玄関のチャイムを鳴らして尾佐田の気を引くから、その隙に窓から部屋に入って尾佐田を捕まえて。」


「分かった。202号室だから。頼むぞ。」


そう言って春川隆行はアパートの裏まで走りだした。


そこに唯一の窓がある。