「本当に?いいの、薫」



柊さんが心配そうな顔で薫さんを見つめた。



薫さんはゆっくりとうなづく。



すると柊さんの曇ってた表情が一気に明るくなった。



よっぽど学校に行きたかったんだなぁ。私はそんな柊さんを見て思った。



すると柊さんがこちらを向いて言う。



「てなわけで入れ替えの件、よろしくね♪」



えっ?



「いや、でも入れ替わって良いことは…」



「あたし、家事とか体育得意なんだ〜。技術教科はとんど自信ある♪」



技術教科っ!



確かにそればっかりはヤバい!



それによくよく考えると薫さんと一緒に住むってこと?



それはそれでいいかも…







じゃなくて!



でも…もしかしたら友達も出来るかも………



「どうする?千夏ちゃん」



柊さんがニヤッと笑いながら私を見る。



でも私にとってもメリットは
大きいかも!



そして私が出した答えは―――



「やります!!」