ッガン。



テーブルをふこうとすると滑りが良すぎて、思わず顔面がテーブルの端に直撃。



まあ台をふくという作業だけで、こんな状態でして。



どんくさいというやつです……。



「千夏ちゃん?!」



鈍い音に気がついた薫さんがすぐに駆けつける。



「はい、大丈夫ですよ♪」



にっこり笑顔で言った私だけど、ツーっと鼻血が右鼻から出る。



「大丈夫じゃないだろ?」



走ってティッシュを取りに行く薫さん。



そして必死な顔でそっと私の鼻にティッシュで触れる。



「女の子なんだから」



そう言ってふっと笑う薫さんでしたが、そんな顔近かったらいけませんて!



思わず顔が真っ赤になる私。



更に鼻血も悪化する私。