低くて凄みの効いた声にあたしは驚いて、ヤンキーだった頃の本能ですぐに後ろを振り返った。
すると立っていたのは、物凄い怖い顔をした千夏のお母さんだった。
あまりにも凄かったので、さすがのあたしでも少々ビクビクしていた頃、突然お母さんの表情が変わった。
「うふふ、驚いた千夏?」
ニコニコとお母さんは笑っている。
なるほど、これが天然ね……。
半ば、げっそりしながらあたしは思った。
「それにしてもついに千夏が夜遊びなんて……。お母さん嬉しいわ〜」
「へっ?」
キョトンとした顔で千夏母を見つめると、凄く嬉しそうな顔をしていた。
普通、逆だと思うのですがお母さんー??



