ふっ。これでいかにも優しい女の子ね。
腹にボールぶちまけられても寛大に許す瑠璃。
なんていい子なの!
ちらっと辺りを見渡すと、周りは笑いながらざわついていた。
よっしゃ!
これでさっきのはなかった事になったわ♪
これでまたあの柊 優と勝負が出来る。
顔面にでも食らわせてやろうかしら、なんてね♪
「天川さん」
名前を呼ばれて振り返ると、さっきまで呆然としていたはずの先生が立っていた。
「お腹大丈夫?一応、保健室に行きましょう」
「い、いや。それはちょっとー……」
冗談じゃないわっ。
それじゃ柊 優との因縁の対決があんな無様な形で終わっちゃうじゃない!



