しかし、今回ばかりは違った。
あんなにあからさまにキレてしまったのだ。完璧に本性が出てしまった。
冷や汗がツーっと流れ落ちる。
そんなぁ、頑張って積み上げてきた二年間がー!
ガクッと倒れてしまいたい。
そう思った時だった。いきなり柊 優が真剣な顔つきで頭を下げた。
「本当にごめんなさい」
うっ、いきなりそんな謝られても……。
てかこれじゃさっき言った後だから気まずいじゃないのよー!
なんか瑠璃がめちゃくちゃキレやすいって感じじゃない!
そんなわけで、笑顔で答えてみた。少々顔が引きつっちゃったけども。
「別にいいよー。瑠璃、全然痛くないし♪瑠璃の方こそごめんね?いきなり大きな声出して」
「え…」
柊が顔を上げた時にちらっと周りを見た。
大丈夫だわ。このままもう一押しふれば、さっきのはなかった事になる!
「さっきはちょっと慌てちゃって」



