優希は涙を溜めた目に腕でごしごしっとやりながら 唇を噛み締めて、 「あたし、雅の事好き…だから…追う。どんなに手を伸ばしても届かないかもしれない………だけど、あたし雅大好きだからっ!!」 俺は、心がズタズタに砕け散る音が聞こえた。 好き、好き過ぎてえらい。 「……ありがと♪優斗も好きだから♪あたしの自慢のお兄ちゃん♪」 俺は兄貴、優希は妹 それ以上は無いんだ