あじゃあじゃラブリー

「相手の気持ちのほうが 問題だよ・・・」

「まぁね・・・・告白されればねぇ~・・・・・」

「相手は 俺なんかにいきなり告られたら 悩むだろう?」

「俺なんかにって・・・あんたみたいなイケメン俳優さんに告られたら 普通なら
 一気に昇天じゃないの?」

「あんたも?」

「なんで 私に聴くん・・・」

「あんたは違うのか?」

「なんで?私も至ってノーマルだとは思ってるけど・・・・」

「そうか?・・・昨日も そいつの事考えたら 思わず飲みすぎた・・・・」

「で?リバースするまで 飲んで・・・」

「えっ・・・・俺、そんな大失態を?」

「良かったじゃん。好きな女の前でじゃなくてさ。」

慰めのつもりで私が発した一言に なぜか旬あいつが凹んでうつむきながらつぶやいた。

「最悪じゃん・・・・・コーヒーごちそうさま・・・・俺、帰るわ・・・・」

肩を落として 部屋を出て行った。

【なに?変な奴・・・・】

あいつの 後姿を見送る・・・・


さ~~て!!今日は 天気もいいし。最高の日曜日だわね。

溜まった洗濯物をかたづけて・・・・

お部屋の模様替えでもしますかぁ~~~

あいつの寝ていたところに丸まっていたシーツをはぐ・・・・

「あれ???携帯じゃん・・・・忘れて行って 困らないのかね・・・・・」

なに気に開いてみる。

「えっ???やだ・・・あいつ 何考えているん・・・・」

あいつの待ちうけ画面は 私がラーメンをむさぼるように食ってる横顔だった。