クラスメートの鋭い視線を感じながら部屋を出るあたしと王子様。 扉を閉じる寸前、まゆみがくちぱくで『がんばれ』と手を振っていた。 ありす「あ、あの…、悠生君、ほんとごめんね」 王子様「君のせいじゃないだろ?」 クスリと王子様が笑う。 …気づいてたの? でも…。 ありす「…いや、あたしのせいだよ」 だってまゆみはあたしの為にしてくれたんだもん。 王子様「ふーん」 ニヤリと王子様が笑い、あたしをまじまじと見つめた。 ありす「なっ顔になんか付いてる?」 そんな綺麗な顔で見つめいで下さいッ!