そしてナツキは放心状態のルカの手を握って

「女王様と国王様は国を守ったのよ・・あなたと共に・・命が燃え尽きるまで・・」
「・・・。」
「ルカ様・・」

私は本当に悪い事をしてしまった

こんな別れの仕方をさせてしまったんですもの・・・

国王様。女王様。この私を許して下さい・・

そして地上

一度は地上に行ってみたかったけどこんな形で来るとは・・・

「ルカ・・ここがあなたの住む家よ・・。」

ホテル・・パレシア

「・・・。」
「ルカ様。」
「ただいま、ナツミ」
「おかえり。ナツキ・・そしてルカ」
「この人はナツミ。私の姉よ」
「よろしく・・。」
「よろしく」

そのナツミと言う人は笑顔で迎えてくれた

「ここがルカの部屋よ」
「ありがとうございます。」
「やっと口聞いてくれたわね♪」
「・・・。」
「じゃぁご飯の時間になったら呼びに行くは」
「分かりました。」
「じゃぁ」

お母様、お父様、どうして先に逝ってしまったのですか・・

私を置いて・・

でも・・お母様とお父様のためにもせいいっぱい生きるよ!見ててね!

「ルカ!御飯よ!」
「分かった。今行く」

そう言って一階に下りた

「元気出た?」
「うん。お母様とお父様のためにもせいいっぱい生きるって決めたの!いただきます♪」