ガシャーン!!

窓が壊れる音がした

その音と共に人が入って来た

「真珠を渡せ!!」
「誰が渡すか!!」
「お父様!!」
「あなたが国王?」
「あぁそうだ」
「真珠を渡せ」
「断る」
「なら力づくで取って見せる!!」

ルカに悪者の手が伸びて行く

「ルカ!!」
「ルカ様!!」

ドサッ

「お母様!」
「この子に一歩も近づけさせない!!」
「どうかな?」

そして再び手が伸びて行く

次は嫌な超音波と共に

「うっ!嫌な音・・」

そう・・人魚は超音波に弱いのです

そしてついにルカに触れた

「うっ!・・痛い!触らないで!!」

ルカが悲鳴を上げる

ルカを触る手はだんだん力が入って行き

「くっ!!・・く・・る・・しい・・」
「ルカ!」

急にお母様が光りだした

「あなた、許して。この禁断の術を使った私を・・」

つぶやく様に言うと

「ミチ!貴様~!」

そしてついに禁断の術を使った

「ナツキ・・ルカを・・地上に・・」
「分かりました・・。」

そう言うとルカを抱いた

「嫌よ!お母様!!私も一緒に居る!」
「ルカ様・・。許してください・・」
「お母様~!!お父様~!!私を置いて行かないで~!!」