カミレンジャーセカンド!


「あれ・・・カミレンジャーじゃないか?」


 彼らが車を降りて歩いている最中、とあるブランコに声をかけられた。


 ・・・・・・・・・・ブランコだった。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どこから、どう見てもブランコだった。


 滑り台でも、シーソーでもジャングルジムでもなく、ブランコだった・・・。


 ・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「帰れ!!!」


 とりあえず、叫んでみる。


「いきなり、ひどっ!!」


 とりあえず、ナイスなリアクションをされた。


 ・・・っていうか、ブランコが街を出歩いている時点で、酷いとかそういう問題なのか?


「あらわれたな!ワイルダー!・・・しかも、お前は・・・そうだ、あのときの対決がまだだったな!」


 叫んだのはレッド。


 そう・・・お忘れかもしれないが、ブランコとは前作のカミレン第二話で出てきた、レッドと将棋対決をしていたあの・・・ブランコなのである。


「おぉ!・・・そういうお前はカミレンレッド、そうだ・・・あのときの対決がまだだったな。今こそ決着のとき!」


 言うが早いが、どこからかマグネット将棋を取り出すブランコ。


「あのさ・・・・・・・・。」


 どこから将棋セットが・・・。


「ブランコの右から三番目のブランコチェーンは、実は四次元空間につながっていて、いつでもどこでも好きなものを取り出せるんです!!それで納得しなさい!ブルー!」


 ・・・・・はい・・・分かりました実さん・・・。