「はぁ・・・なんだか、もう俺どうでもよくなってきた。」


 最初は自衛隊を壊滅したとかどうとか言っていたから、ビビッていたけど、この様子だと前作の悪役と大差ないような気がしてきた・・・。


「まぁまぁ・・・ブルーこれでも食べて、元気出してください。」


 口にしながら実君が差出のは、お饅頭


 観光名物『宇宙ワルイダー饅頭』だ。


「それ、粉っぽい上に、あんこ少ないから嫌いなんだよね。」


 一応、言ってみるが・・・。


「観光目物のお饅頭なんて、そんなものですよ。」


 ・・・・・・う~ん実くん、その言葉は否定できないな・・・。


「でも、何でそれのどこが『大宇宙』なんだ?」


 レッドの質問。


「だから、あんこの部分でしょ?」


 答えたのは恵。


「だが、それで宇宙と言い出したら・・・。」


「あんたら・・・毎回それをやるつもり?」


 とりあえず、ピンクがそんな言葉でまとめておいた。


「たぶん、次回もやると思います。観光名物『大宇宙ワルイダー饅頭』定価800円12個いり。」


 実くん・・・お前はどこの回し者だ?