岡野くんだった…

「どうした?大丈夫か?」

彼は心配そうに私にそう問い掛けた。

「あっ!!えっと…大丈夫…助けてくれてありがとう」

私は笑顔でそう言った。

「本当に大丈夫?ケガとかしてない?」

彼は心配性なのだろうか?

何かすごくかわいい顔で聞いてくるから抱き締めたくなっちゃう。(おいっ!! by夏生)
「本当に大丈夫。ありがとね。」

私がそう言うと岡野くんは

「あっ!!」

って言って私の腕を指差した。

「ケガしてるじゃん!!」

彼が指差した所を見るとあの男に掴まれていたところが痣になっていた。