(翌日)

あたしは一旦生徒会室の前にカバンをおき職員室に鍵をとりにいった

10分後生徒会室へ続く廊下を歩き生徒会室の前にふと目を向けた

「…純?」

純「あ、美南おはよ」

「おはよ♪」

あたしは生徒会室の鍵をあけながら聞いてみた

「なんでここにいたの?」
純はゆっくり話した

純「昨日のこと答えたかったから…」

あたしは思わず鍵をあける手を止めてしまった

「そっか…答える気になったんだ」

純「もうなってた」

「…」

純「俺が美南を抱きしめた理由…」

あたしはずっと背を向けてた 純の顔を見るのが怖かったから

純「…美南が好きだから」
「え…?」

あたしは振り返った

純は真剣な表情であたしを見つめていた

純「本当は美南とはじめて会う前からずっと好きだった」

「あの落とし物…」

純「うん…美南は生徒会長だしクラスも違うし、話かけたって初対面なんだから変な風に見られるし」

「…」

純「あの時たまたま美南が落とし物を探していてよかった…あれがなかったら話せてなかったんだし」

「純…」