「はい…」 「ありがと…」 時計の音が無駄に大きく 聞こえる 変な空気が流れる中、 あたしは初めて美樹の作った ココアを飲む 「…っ…甘いよ…」 「え?甘いの好きじゃなかっ…」 「は?あたし飲んだの初めてだよ?」 「…。」 何?何よ美樹。 あたしになんか隠してるでしょ? あたりまえのように出してきた 甘い 甘い ココアがその嘘を語っているよ? また静まった部屋。