「はい」 あたしがお粥を手渡そうとすると 嫌がる美樹 「食べないと治らないよ」 あたしがムッとして言うと 「那稚が食べさせてくれんなら食う」 そう、子供のように言ってきた美樹 「…ったくもぉ…」 あたしはベットに座り、 息でお粥を冷ましてから美樹の口に運んだ 「はい。口あけて」 すると美樹は素直に口を開け、お粥を 食べた 「ん…おいしい…」 「そ。よかった。お粥ここに置いとくから」 「待てよ」 「何?」 あたしが立ち上がると美樹はとっさに あたしのスカートを引っ張った