わけもわからず
走った。


ついた場所は裏庭だった。



「う…うわぁぁん」


「ドS王子めぇぇっ。
あたしの気持ちも知らずに…
馬鹿やろぉぉぉぉっ」



誰もいないこの場所なら
思いっきり泣ける。









…そう思ったのが馬鹿だった。