「なんだよ あいつ…」

俺は正直 驚いていた。

キスを拒まれたのは初めてだ。


「最低」

よみがえる言葉。
繰り返される吐息。



出会ってまだ1日も経ってないのに
ほかの女には持ったことのない

感情が溢れてきた。


俺…もしかして…



なぜか、俺はあいつを追いかけようと
屋上への階段を必死に下りていた。