でも
俺は気にも止めずに


口を塞ぎ続けた。


目を開けると
頬にキラキラと光る

雫を流すあいつ。



…何泣いてんだよ。



唇を離すと
「…はっ…最低っ…」



そう言い、屋上を飛び出して行った。