分かった?といいながら陽一は今度こそ扉をおもいっきり開けた。


「入るぞー」


陽一は扉を開けると私の手を握ってズカズカと入って行った。


私は陽一から言われた言葉にもびっくりしたけど、この部屋の広さにもびっくりした。


「うわー超可愛いーっ」


そう言いながら金髪なのか茶髪なのかわからない男の人が私に抱き着いてきた。


「え?」

いったい何が何だかわからなくて動けなかった私の変わりに陽一がおもいっきりその人を殴った