あの男は私に嘘をつく

先生は嘘つき。








嘘つきで、傲慢。








けど、さみしがり屋。







ほっとけなかったんだな、て昔の自分を振り返る。









ちらっと時計を見ると、約束の時間を指していた。会計を済まし、約束の場所に行く。








クーラーのせいで冷え切った校内は、まるで真冬のようだった。足元が冷えて、寒くてたまらない。私は駆け足で、その場所まで向かった。







なんだか、異様に緊張して、ドアを開けられない。








昔と変わってないじゃん。







そんな自分に少し笑ってしまう。勇気を出してドアに手をかけた。