あの男は私に嘘をつく

「恭子……。」








「先生……、私のこと、少しでも好きだった瞬間、あった??」










「………うん。」














「だったら、待ってる。」









「卒業して、就職して、大人になっても先生を待ってる。先生がいつか私を迎えにきてくれるまで、ずっと待ってるから。」











「でも、俺は……。」









「あの人のこと…??」







「……」










「私は先生に彼女がいるときに、先生を好きになったの。だから、私はそんな先生をひっくるめて、全部全部大好き。ふっきれないなら、まだいい。でも、待つだけはさせて??それが私が望む結果にならなくてもいい。ただ、後悔したくないから…。先生を諦めたくないの。」