お昼ごはんを食べ終え
リビングのソファーに寝転がり
お腹に藤くんを乗せお昼寝
「ちょっと、絆!」
ぐっすり眠ってたところに
お母さんが
「藤くんのおやつ買ってきて」
ごしごし、まだ重たいまぶたを こすりながら
「え~、お母さんが行けばぁ?」
「これから荷物が届くから
お母さんは留守番」
「え~、お父さんはぁ?」
「パチンコ」
「んもぉ、明日で良くない?」
まだ眠いせいで不機嫌に言うと
キラキラキラキラ
お腹の上の藤くんから
キラキラビーム
(絆ちゃん。
ぼく、おやつ欲しいな)
「ん~~~~~」
藤くんのキラキラビームには
勝てません…………
「仕方ない!
散歩がてら行ってくるよ」
藤くんを降ろしてソファーから起き軽く伸びをする
「藤くんも行こう」
「ダメよぅ。お母さん藤くんと遊ぶんだから」
(朝、お父さんと散歩したし
ぼく、お母さんと遊びたいな)
「くぅ~。藤くんの裏切り者」



