「………先生、ごめんなさい
私、先生の気持ち……
全然わかってなかった……
わからないクセに、自分の気持ちだけ押し付けて
私、たくさん、たくさん、先生を傷つけたよね
先生、ごめ………
ごめんね、先生………」
話せば話すほど
胸に詰まる想いが涙になり
雨を降らせる
顔を両手で覆った私の頭を
先生の手のひらが包んで
何度か優しく撫でたあと
肩を抱き寄せ
先生は私をきつく抱きしめた
「………先生…」
「嬉しかったよ」
すっぽり先生の腕に包まれ
頭上から優しい声が降りてくる
「絆が真っ直ぐにオレの心に飛び込んで来てくれたこと
嬉しかったよ」
……………先生
「オレの方こそ、絆をたくさん傷つけた。
ごめんな。
だけど、ありがとう」
私は何度も首を横に振り
溢れる涙は
もう止めようがない
「……せ、先生……」
その広い背中に腕をまわし
ギュウッとしがみついて
泣きじゃくる私を
先生はいつまでも
抱きしめていてくれた



