「………せんせぇ~」
ぎゅうっと香水の瓶を胸のところで握りしめ
涙が出た
先生に恋をしてから
私は泣いてばかりいる
だけど
哀しいや切ない涙だけじゃない
これ以上ないってくらいの
幸せな涙もたくさん
たくさん先生からもらってる
好き
先生が
すごく すごく好き
好きで好きで どうしようもない
私じゃダメなことも
わかってるけど
先生、好きだよ
明日のことなんて
誰にも わからない
だけど 今
今、この時だけは
先生が好き
この想いだけが全てで
私にとって それは永遠だった
お楽しみを後にとって置けないお母さんのおかげで
クリスマスプレゼントはいつもフライング
サンタクロースを信じたことは一度もない私が
15歳のクリスマスの朝に
サンタクロースからのプレゼントを初めて体験した
サンタクロースの正体は
世界で1番 大好きな人だ



