「永遠ってなんだろう――――
オレはずっと考えてた
だけど
小さくなっていく結が
笑ったり、怒ったり、甘えたり、わがまま言ったり……
そんな結を見て気がついた
永遠は時の長さではない
永遠は結がくれる
その愛おしい
一瞬にこそあるんだって」
ツ――――――って
いつの間にか涙が
頬を伝って流れ落ちて
知らなかった
こんな静かな涙が存在するんだ
柊ちゃん
私が死んでも
泣いていいのは３日だけ
３日過ぎたら外を見て
人がたくさんいるよ
命の数だけ奇跡がある
そうでしょう？
命は人と人が愛し合い生まれてくるのだから
柊ちゃん
この世は世界は奇跡で溢れてる
あなたと私が愛し合ったように
だから３日過ぎたら、外に出て
また、誰かを愛してください
柊ちゃんが頑張った ごほうび として
必ず、私は生まれてくるから
あなたの子供として
それが 先生の愛した人の遺言
