Strawberry on the shortcakes




「………先生?」


私が声をかけると
夢から覚めたかのように
先生はハッとして



「……あ、ごめん。」


「大丈夫?先生」


「……うん。大丈夫だよ
そっか、そんな夢を見たんだね」


優しい優しい声で


「じゃ、今度、山本に作ってもらおうかな?」


「はい!喜んで」


その言葉は本当に嬉しくて
はりきって答えると


先生は「……居酒屋の店員みたい」って笑ってから


「じゃ、デザートは苺のショートケーキだね

オレの苺はキミにあげよう」



あ、そういえば

初めて先生と学校のお昼休み

お弁当食べた時も

先生、
ショートケーキ出してくれて

苺を私にくれたんだ



カチャッて寝室のドアを開けて
先生が行こうとしたから


「あっ!先生、卵?梅干し?」



「え?あ、そうだった。
じゃあ卵でお願いします」


「はい。了解です」


――――――――バタン
寝室のドアが閉まり


「よし」って
制服のブラウスの袖を捲り
料理を開始した