「一条くん!おはよう!」


今度は名前を呼んで彼の目の前で挨拶。


どうよ!


ここまでやったら挨拶しないわけにはいかないでしょう!


自信満々で彼を見つめていると、彼の口が少し開いた。


お、挨拶か!?


「はよ」でも「おう」でも「よう」でも「おはこんばんちは」でもいいから(最後のは普通の人でも使わないけど)挨拶が欲しい!


と思ったら


「チッ……」


舌打ちされた。