ツンデレプリンス



「…………」


「…………」


「……一条って学校まで歩いて来てるんだー。近いんだね」


沈黙が怖いので何か話そうと必死で
話題を探す。


「お前もだろ?」


「あ、うん、そうだよ?何で知ってるの?」


「…………」


「…………」


質問に答えてくれない。


次はどうしようと考えている間に、どうやら家についたようで。


「おー」


思ったより普通の一軒家。


なんかすごいの想像してたわ。


私の家よりちょっと大きいくらいかな。


「…………」


一条は無言で家に入ってしまう。