ツンデレプリンス



少なくとも今私の目の前にいる彼女の方が可愛い。


「……ま、それもそうね」


彼女はクスッと笑って仲間の元に戻った。


よし、これでなんとか凌げた。


あとは視聴覚室に行って、昨日のことをアヤツから聞き出すのみ。


ついでに、文化祭実行委員会の会議にでるのみ(すでに「のみ」じゃなくなってるけど、気にしない)。


「ヤバッ、時間が」


携帯を見て時間を確認する。


すでに昼休みは5分ほど過ぎていた。


多分まだ会議は始まってないだろうけど、とりあえず急ぐ。