とーこ。 そうあたしを呼ぶ、大好きだったあの人の声はいつだって狂気染みていて。 けれど。あたしはその人の傍を離れるほどの勇気もなく。 かといって、ずっとそばで愛し続けられるほどの、想いもなくなっていた。