「とーこが求めてるとしたら、それは幸せなんかじゃない。
あいつがずっと求め続けてるのは、一緒に堕ちてくれる相手だけなんだ」


俺は何も言えず、そのまま家を飛び出した。
朋兄は、追いかけてはこなくて。


先生、

先生。
きっと、これは俺のわがままです。俺のエゴです。

でも。俺は先生を他の誰かに触らせたくない。