あたしは薪に腕を引っ張られた 同じ"女"なのに 断然"薪"のほうが力強かった 「行くよ!!」 薪があたしを教室から出して廊下をひたすら二人で走る 授業中で 誰も居ない廊下には ただあたしたちだけの足音がしていた――。 『第2文庫室』 と書かれた部屋に着いた ここはあたし達"ヤンキー"にとっての 『たまり場』なんだ。 ドアを開くと――… 床や机、そこら中に 真っ赤な血が飛んであった ・