青夢はちょっと切なそうな顔をして笑ってた――


「返事ならいつでもいいよ。」







初めての告白だった





冗談……じゃないよね?






胸の奥の鼓動が速まっていく





こんな地味で暗くてブスで元いぢめられっ子のあたしが告白されたんだよ?




信じられる?







「もう暗いし、送ってく。」



「いいよ、あたしチャリあるし―…」




廊下の窓から差し込む夕日はあたしと青夢の間を差していた





これから起こる"何か"をあたしは少し期待してたりして。




「チャリとか明日でいいやん。」


「じゃあ明日歩きで来なきゃだし」


あたしは思う存分に両手を左右に振った




「明日も送ってく」






ドキン―…


ドキン―…






胸の奥が脈を打つ。