俺様王子のヒ・ミ・ツ


「ねぇ、幸人楽しみだね!!」


隣にいる幸人の腕を引っ張りながら
言った


「こんなの早く終わしてさっさと
 帰ろうぜ・・」


やっぱり幸人はそんなに
乗る気ではない


まぁでも、ここに一緒に来てくれた
だけでも感謝しないとね



「ねぇ、幸人

 もし・・もしだよ
 あたしがモデルをして、他の男の
 子達からモテるようになったら
 どうする・・?」


あたしがウキウキしながら聞いても
幸人は冷静にため息をして言った


「 おまえ本当にあきれた

 モデルをやって、モテるのは俺の
 方だろ
 おまえを見て可愛いなんて思う奴
 俺以外にどこにいんだよ

 あ~あ、どうしようかなぁ~
 これ以上にモテたら、あずさと
 遊ぶ時間もなくなるかもなぁ~」


幸人はあたしを見下ろしながら
勝ち誇ったように言った