「じゃあ、そうしておの時・・・」 幸人はそう、小さくつぶやいた。 「わかった。 正直に言うね・・ あのとき写真を見て、どうしてこの写真が 大事に飾られているんだろう。 って思った。 でもそれと同時に 『もう一度逢いたい。』 そう思ったのはあたしの方だけじゃない かもしれない・・・ そうも思った。 でも、まさかね・・・ って思ってここまで来ちゃったの・・・」 そう言い終えたあたしは幸人に 抱かれていた。