**Ran**


「乱,今までずっとそばにいてくれてありがとう。
めちゃ嬉しかった」


「…蘭」


「あたしの大好きだった唯一のお父さんが死んだとき
あたしにはなにもできなかった
だから乱にも同じようになって欲しくなかったの」


「そんな…」


「でも,乱のために死ねるならあたしはそれで満足」


「ちょっと待てよ…」


「乱!!今まで恥ずかしくて言えなかったけど…」


「…?」


「大好きッ!!」


「…!!」


「あたしがいなくなっても元気でね」


「…蘭…俺…」


「泣かないでよ
あたし乱のちょっと笑ったとこも大好きなんだからさ♪」


「…ごめん…ごめん
……守ってやれなくて
なんも…できな…」








「……」







「乱,知ってる?
蘭の花言葉…」