**Ran**



「「…おィお前…それって
…ッ今からかけるわ!!」」


そうきて1分もたたない内にリョウからの着信音が流れた。


「んあぁあ!??」


俺はふざけて電話にでた。

するとリョウがでかい声で言った。

「おい乱!!それってその女に惚れたッてことか!??」


「!????」


俺は驚いた。


「惚れる??」


「ああ!絶対そうだって!!会った瞬間ドキドキしたんだろッ!??」


「ま、まあな…」


「惚れてッぞ!!」


「………」


俺はこれまでの人生で「恋」というものをしたことがなかった。

何度か女に告白をされたことはあるが

好きという感情がどうゆうものなのかが全く分からなかった。


好きってなんだ??
なぜ顔が赤くなるんだ??と…

しかし今日彼女に会った瞬間、俺の中でなにかがはじけたんだ。

気がつけば彼女のことばかり考えている

今日のことを思い出すと体が熱くなってくる


「リョウ…
これが好きって感情なのか…??」


「乱らしくないな…
…まあそうだよ」


俺は南崎蘭に惚れてしまった。